【資産形成】ファイナンシャル・プランナー(FP)2級を取得しよう!②


こんにちは!26歳のサラリーマンです。

 

コロナショックに円安による物価高騰など、経済的な不安が一気に増し、お金の管理を見直さないと、、、と漠然と感じていました。

こうした中で、YouTubeでお金に関する動画を見ているうちに、FP資格を取得すると良さそうだと思ったのがきっかけで、勉強を始めました。だらだらと勉強してもしょうがないと思い、資格試験を受験することを決意。お金の管理や資産運用に関する基本的な知識を学び、より計画的に将来設計を考えることができるようになりました。

FP資格を持つことで、投資や保険、今話題の「103万円の壁」のような税金についても自分の意見をしっかり持つことができるようになり、生活全般にわたるお金の流れを見直すきっかけとなりました。

 

このブログでは、FP2級を取得するまでの過程や、資格を取ってからの気づき、実際にどう勉強してきたかなどをシェアしていきたいと思っています。もし、同じように「サラリーマンとしての安定はあるけれど、給料に不安がある」と感じている方や、FP資格に興味がある方がいれば、一緒に情報交換できたら嬉しいです!

どうぞよろしくお願いします!

 

 

今回から、「FP3級」勉強方法について、数回に分けて話していきたいと思います。

今回はその第1回として、

「試験合格までの勉強スケジュール」について話したいと思います。

FP試験は年に3回、「5月」「9月」「1月」に実施されます。

申し込みはその2~3ヶ月前に行う必要があります。

私がFP3級の試験を受けた時は、10月中旬に受験を決めて、11月中旬に申し込みを行い、1月の試験を受ける流れでした。

私が勉強を始めてから試験を受けるまでの3ヶ月の間に、「どのような勉強をしたのか」、また、「どのような意識で勉強をしたのか」についてお話したいと思います。

 ※2024年4月以降「FP3級」はCBT方式と移行され、随時試験を受けることができるようになっています。以降の内容は、私の経験に基づくもので、CBT方式に基づくものではありませんので、参考程度にご覧いただければと思います。

 

1. 目標設定

私が試験を受けた目的は、

FPの勉強を踏まえて、資産運用や税制の活用方法等を学び、将来に備えるための知識を得るため です。

 

漠然と勉強する時と、試験などの目標のために勉強する時では、知識の定着度や集中力が全く違います。試験に合格しないといけないとプレッシャーをかけることで、短期間で効率よく知識を習得することができます。

そのために、私は試験を活用することにしました。

 

FP3級の試験科目は、

①ライフプランニング

リスク管理

③タックスプランニング

金融商品全般

⑤不動産

⑥相続

とありますが、この中でも皆さんの目的に応じて、関心が高い科目と低い科目があるはずです。

自分が重点的に学びたい科目はどれか、逆に、とりあえず試験に合格できるレベルの勉強でいい科目はどれかを整理してみましょう。

 

私の場合、会社に保険の営業が頻繁に来ており、必要な保険を見分けたかったことや、つみたてNISAやiDeCoなどの資産運用を検討していたため、リスク管理とタックスプランニングを重点的に勉強したいと思っていました。

逆に、不動産や相続については、近い将来家を買うような予定もなく、相続の話もなかったため、さらっと勉強すればいいかと思っていました。

 これらを踏まえて、「勉強する順番」「目標の得点」などを決めていきます。

私はこの時点で、次のように目標を設定しました。

 

【勉強する順番】

①ライフプランニング

    ↓

リスク管理

    ↓

金融商品全般

    ↓

⑥相続

    ↓

⑤不動産

    ↓

③タックスプランニング

 

【得点の目標(学科試験)】

            計 40点(合格点:36点)

①ライフプランニング  → 8点(7点)

リスク管理      → 7点

金融商品全般     → 7点

⑥相続         → 6点(5点)

⑤不動産        → 6点(5点)

③タックスプランニング → 6点(5点)

            

勉強する順番のポイントは3つです。

①「ライフプランニング」を最優先で勉強。

→「ライフプランニング」が試験の基本になること、実技試験での比重が大きいと聞いたからです。

 

②勉強したい科目を優先的に勉強。

 

③「タックスプランニング」は最後に勉強。

→「タックスプランニング」はサラリーマンである私に直接関係する内容が多くない一方で、覚えることが多いため、難易度が高く、躓きやすい(心が折れそうになる)科目だと感じました。(実際に勉強してみるとかなりためになります!!)

そのため、最後に時間があるだけ勉強しようと思ったのです。

 

得点の目標については、重要性と興味を踏まえて、合格点を取れるように割り振っただけですが、こうして振り分けてみるだけでも、後半の3科目は最悪半分の問題で正解すればなんとかなりそうだと思うことができます。

 

 

2. 3ヶ月の勉強スケジュール

 

目標設定をしたところで、試験までの勉強スケジュールをざっくり決めていきます。

ここでは、11月から勉強を初めて、1月の試験を受ける場合を想定しています。

 

①年内(勉強開始から2ヶ月程度)

インプットを中心に取り組みます。参考書、問題集(学科試験の問題)をそれぞれ1周回すことを目標に学習を進めましょう。

問題集を説くときのポイントは、わからなかった問題にチェックをすると共に、確実にわかった問題(常識レベルで解けるようなもの)もチェックすることです。

年明けからは、時間との勝負です。復習が必要な問題を振り分けておくと、かなり効率がよくなります。

 

②年明け(1ヶ月前)~試験2週間前まで(約2週間)

とにかく問題(学科試験の問題)を解いていきます。

ただし、ただひたすら問題を解けばいいわけではありません。学科試験の問題はマルバツと選択肢を当てはめるだけなので、わからなくても数はこなせます。そのような状況で、なんとなく量をこなしても「何度も同じ問題を間違える」ことになり効率が悪くなります。

間違えた問題は参考書に戻って復習し、併せて関連知識も復習して問題演習に戻る。少し時間はかかりますが、この段階でも知識の定着を意識して問題を解くことで、結果的に効率よく頭に入ります。

 

③2週間前~本番3日前まで

「過去問」を時間を計って実践形式で解いてみましょう。そこで併せて「実技試験」の問題を解いてみます。「実技試験」の問題は2~3回程度解けば、自分が間違いやすい問題や正答率が高い問題の傾向がわかるはずです。

また、可能であれば「予想問題」や「模試」などの実践問題を解いてみるとよりよいと思います。(個人的には、必ずしもそこまでする必要はないかと思っています。)

 

④本番2日前~試験前日

「実技試験」について、上記で分析した間違いやすい問題に焦点を当てて勉強してください。

基本的に実技試験は、同じような問題が数字を変えて出てきます。その問題の解法を覚えてしまうと合格に近づけます。

 

3. まとめ

 

FP3級の試験は、広い範囲を学ばなければならないため、効率よく学習を進めることが重要です。普段は仕事で忙しく、なかなかまとまった時間を取ることができない私たちサラリーマンは、特に効率を意識する必要があると思います。

3ヶ月間という期間を無駄にせず、計画的に学習を進めていくためには、

インプットとアウトプットのバランスが非常に重要ですが、私は、FP3級試験において、インプットの時間が8割を占めてもよいと思っています。計算問題もありますが、すべて選択肢があるため、計算過程を覚えることの方が重要です。このようなことからも、インプットに時間を割くことが重要であると考えています。

 

ただし、これらはあくまで私の個人的な意見ですので、自分の得意分野や苦手分野に合わせて、適切な学習法を取り入れ、試験当日までに準備を整えましょう!

 

次回は、「科目毎の勉強方法」や「実際に勉強した時間(体感)」などについて書いていきたいと思っています。

 

 

 

【資産形成】ファイナンシャル・プランナー(FP)2級を取得しよう!

 


初めまして!26歳のサラリーマンです。

 

安定した職に就いているものの、正直なところ給料が少ないのが悩みの種です。

サラリーマンとしての仕事にはやりがいを感じつつも、将来の不安や生活費、急な支出に備えるために、もっとお金の管理をしっかりしたいと思っていました。特に、コロナショックの影響で、経済的な不安が一気に増し、「もし今の収入が減ったらどうしよう?」と心配になることが増えました。

その不安をきっかけに、将来に備えるためにFP2級を取得する決意を固めました。資格取得後、お金の管理や資産運用に関する基本的な知識を学び、より計画的に将来設計を考えることができるようになりました。

FP資格を持つことで、投資や保険、今話題の「103万円の壁」のような税金についても自分の意見をしっかり持つことができるようになり、生活全般にわたるお金の流れを見直すきっかけとなりました。

 

このブログでは、FP2級を取得するまでの過程や、資格を取ってからの気づき、実際にどう勉強してきたかなどをシェアしていきたいと思っています。もし、同じように「サラリーマンとしての安定はあるけれど、給料に不安がある」と感じている方や、FP資格に興味がある方がいれば、一緒に情報交換できたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いします!

 

今回は、「FP3級」の試験について簡単に触れていきたいと思います。

なぜ「3級」かというと、「FP2級」を受験するためには、以下のいずれかに該当する必要があるからです。

・3級FP技能検定合格者(金融渉外技能審査3級合格者含む)

・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

・日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者

まずは、3級試験を合格することが最初の目標になると思うので、私の経験談をお伝えさせていただければと思います。

 

 

1. 参考書と問題集の選び方

まず、参考書については、私は「みんながほしかった!FPの教科書 3級」を選びました。

ただし、参考書選びは、書店で直接中身みて自分に合うものを選んでください。ネットでレビューを読むのも大事ですが、やはり自分で手に取ってみて、内容が理解しやすいか、レイアウトが見やすいかをチェックするのが一番です。いろんな参考書を立ち読みしてみて、「これだ!」と思うものを直感で選んでください。

この参考書は、初心者向けに非常にわかりやすく書かれていて、特に金融商品や税金、保険などの基礎知識を丁寧に学べました。イラストや図解が豊富で視覚的にも理解しやすいので、知識がスムーズに頭に入ってきました。

 

2. 問題集の選び方

問題集については、私はメルカリで中古本を購入しました。

特にFP3級の問題集は、過去問中心なので最新にこだわらなくても大丈夫です。メルカリなどで安く手に入れ、内容が合っているものを選びました。

また、過去問ドットコムというオンラインサイトを使って、無料で過去問を解くこともできました。これがとても便利で、わざわざ問題集を購入しなくても、試験の形式に慣れることができました。(人によってはこれだけでよいかも)

 

3. 勉強方法:できるときにできるだけやる!

勉強方法に関して、最も大事なのは「できるときにできるだけやる」ということです。

もちろん、毎日勉強できるのが一番理想的ですが、仕事や生活が忙しい日もあるでしょう。そんな日でも無理に勉強しようとしなくてOKです。もし疲れていたり、予定が合わなくて勉強できない日があっても、自分を責めずに休んでください。

大切なのは、勉強できる日には思い切って集中して勉強することです。例えば、休みの日や、仕事の合間のスキマ時間に集中して勉強を進めることで、無理なく計画的に進めることができます。私は仕事が忙しくて勉強ができない日があったとしても、「明日こそしっかりやろう!」と切り替えて、勉強に集中できる日を作るようにしていました。

この方法だと、疲れを感じることなく、無理なく勉強を続けられるので、長期的に見てもモチベーションが続きます。毎日少しずつやるのが理想ですが、「できるときに、できるだけ」というスタンスで進めると、焦らずに効率よく勉強を進めることができます。

 

4. FP3級試験の特徴

他の資格試験とは異なり、合格基準は60%と決まっており、受験生の平均点などを気にする必要はありません。このため、一問でも多く正解するというよりは、試験を通して、60%とれているかという目線で試験に臨むことで、少しはゆとりをもって取り組むことができます。

 

5.学科試験

FP3級の試験は、学科試験(午前)と実技試験(午後)に分かれています。

学科試験は、マルバツ問題30問と択一(3択)問題30問の計60問です。

マルバツ問題は文章の正誤を判定するものです。試験本番では、知らない問題出ることも多々ありますが、ここで大切なことは、わかる問題を確実に解くことです。また、わからない問題でも所詮マルバツなので、50%の確率で当たります。きちんと勉強してきた人でも5問~10問ぐらい即決できない問題が出ると思います。でも全く問題はありません。試験で合格するには60%取ればよいだけ。落ち着いてとれる問題を取りましょう。

択一問題は、文章に当てはまるものを選ぶような問題です。これもマルバツと同様、わからない問題も出ます。大切なのは焦らず、知っている問題を正確に解答すること。難しい問題に深入りしすぎないようにすることがポイントです。

学科試験で最も重要なことは、24問間違うことができるということです。落ち着いて試験を終えることができれば、皆さんであれば間違いなく合格できるでしょう。

 

6.実技試験

午後には実技試験があります。実技試験と言っても実際に人を相手にして、プランニングをしてみるとかではなく、問題文に与えられた簡単な資料を基に計算をして、正解の選択肢を選んだり、資料の状況を踏まえて、適切な文章を選ぶ等の問題が計20問出題されます。

これも学科試験同様60%が合格ラインなので、8問間違うことができます。また、基本的に過去問と傾向は同じで、数字が違ったり、条件が少し変わっていたりするだけの問題が多いので、特に過去問演習を何度か行えば、十分合格できると思います。

 

7. 試験の結果(参考)

参考までに、実際に私が受けた日本FP協会のFP3級試験での結果は以下の通りでした。

  • 学科試験:57点
  • 実技試験:75点

学科試験は試験中に確実に自信がある問題は40問程度でしたが、蓋を開けてみればほとんど正解していました。(50%の威力は恐ろしい、、、)

実技試験は、問題文の読み間違いもありましたが、十分合格ラインでした。

 

8.まとめ

FP資格を取得することで、資産運用税制の活用方法を学び、将来に備えるための知識を得ることができます。お金を賢く使う力をつけ、家族や自分の未来を守るために必要なスキルを身につけることが、私たちサラリーマンにとっての大きなメリットとなるでしょう。

将来に向けて経済的に自立した生活を送るために、FP資格を活用し、今から少しずつ学んでいきましょう。資格を取ることで得られる知識は、私たち自身の人生を豊かにするための大きな力となるでしょう。

次回は、具体的な勉強方法について書いてみたいと思っています。